チンパンジーえにっきイメージ

岡山県玉野市にあった類人猿研究センター(GARI)で研究のパートナーとして暮らしていたチンパンジー8人。
彼らのようすを、写真を添えてつづってきた2004年8月から2013年3月までの「えにっき」の記録です。

2005.2 「雪やこんこ」

寒波到来。

岡山県南部に位置する林原類人猿研究センター(GARI)でも、この日、雪が降りました。
チンパンジーはもともとアフリカに生息する類人猿です。やはり、寒さは苦手。
この時期は普段から、暖房のきいた室内に入るのを楽しみにしているくらいです。

いつもなら彼らは、「第一放飼場」という屋外の大きい運動場で一日の大半を過ごすのですが、今日は「第二放飼場」という四方を壁で囲んだ外の小さい運動場と、「居室」という、いつもみんなが夜から朝までを過ごす暖房のきいた部屋を自由に行き来できるようにしました。
居室には暖房、さらに、居室と第二放飼場の間の廊下にもストーブを炊いて暖かくしました。
やっぱりこんなに寒い日は暖かい部屋で過ごすのが一番!

でも、雪が降り始めると・・・?

ツバキは吹雪の中、雪を食べる。(向こうではロイも・・・。)

お口の周りも雪だらけ。

ジャンバもひたすら雪を食べる。

ジャンバ「うまっ!」

チンパンジーもやっぱりヒトの子どもと同じ。雪が降るとウキウキして、寒くても外ではしゃぎたいみたいです。
みんな、ワーっとはしゃいだら「あ~、寒い寒い」と言わんばかりにさっさと暖かい部屋に帰っていったのでした。

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